バレンタインデー特別特集 委員長のウルトラシネマ①「ブルーバレンタイン」
委員長のウルトラシネマ①
「ブルーバレンタイン」
今週のお題「わたしとバレンタインデー」
っということで今日紹介するのは「ブルーバレンタイン」
ジャンルとしては恋愛映画です
キュンキュン系ですかーーーー!!!
違いま――――――す
怖い映画です ドロドロです
そんなもんバレンタインデーに聞かせやがってーーー
ですよねーーー
でもバレンタインデーだから見たくなる
この物語は
恋愛というものの本質を伝えています
そして、一見バッドエンドに見える作品ですが
見方を変えると恋愛の美しさを伝えてもいます
[目次]
1 概要
2 一味違う恋愛映画
3 恋愛の美しさとは
1 概要
あるカップルの出会いから結婚、そして破局までを描き、サンダンス映画祭やカンヌ国際映画祭など世界各地の映画祭で注目されたラブストーリー。壊れかけた夫婦には、『ラースと、その彼女』のライアン・ゴズリング、『ブロークバック・マウンテン』のミシェル・ウィリアムズがふんし、過激な性描写や体重増量も辞さない迫真の演技を披露。10年以上も脚本を練り上げたデレク・シアンフランス監督による、愛が終わる痛みを巧みな演出で紡いだ切ないストーリーが胸に迫る。(シネマトゥデイから転載)
結婚7年目を迎え、娘と共に3人で暮らすディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)夫妻。努力の末に資格を取って忙しく働く妻シンディに対し、夫ディーンの仕事は順調ではない。お互い相手に不満を募らせながらも、平穏な家庭生活を何とか守ろうとする2人だったが、かつては夢中で愛し合った時期があった……。
監督 デレク・シアンフランス
製作 ジェイミー・パトリコフ
リネット・ハウエル
アレックス・オルロフスキー
製作総指揮 ダグ・ダイ
キャスト ライアン・ゴズリング
ミシェル・ウィリアムズ
ジョン・ドーマン
マイク・ボーゲル
フェイス・ウラディカ
2 一味違う恋愛映画
この映画は他の恋愛映画とは全く違う構成である。
普通、恋愛映画はある人とある人が出会い、結ばれるまでを描く
恋愛的には始まりの部分が、映画的には終わりなのである。
その構造は、変な見方をすると
「結局、付き合い立てが1番幸せだよね」
ってことを暗に示している
この映画はまさに、そのことを伝えている。
この物語はディーンとシンディが出会い、離婚するまでの物語
しかも、出会いってから付き合うまでの過程と
関係が崩れ、離婚するまでの過程を交互に展開するのだ
なんて性格の悪い
しかし、この構造によってあることを伝えている。
時間という魔物だ
最初は許していたことが
時間の経過につれて許せなくなる
この映画を見ていると、その怖さを感じる
徐々にシンディーがディーンの欠点にイラつき
ディーンはシンディの態度に不安が募り
距離が離れていくっというものだが
その欠点は最初からしっかり登場している
しかも、その要素があったから2人は惹かれ、愛し合った・・・・はずだった
最近流行りの不倫なんてこの映画には出てこない
離婚の原因は出会った瞬間から存在していた・・・
その切なさ、理屈では処理できない人間という生き物の不器用さを感じてほしい
3 恋愛の美しさとは
じゃあ恋愛なんてクソってことだね・・・
そんなことは
この映画は決して言ってません!!
最後のエンドロール
あなたは何を想うでしょうか?
皮肉と取るでしょうか。
私は逆に取りました。
確かに人間だから時間が立てば、お互いの嫌な部分が見えてきて
しんどくなるかもしれない。
でも、でも、でも、でも
確かに、確実に、間違いなく、文句なしに、
2人はお互いを愛したのだ
その美しい情景は愛さないと見られない。
もしかしたら、後に地獄を見るかもしれない。
それでも、それでも、それでも
あの美しい情景を頭に刻みたいよね
そんなメッセージを受け取りました。
この映画は見るタイミング、誰と見たかによって感想が変わると思います。
それくらい、私たちの日常生活にリンクした話なのです。
どんな話か忘れた人はもう1度、見たことない方は是非、見てみてください!
おすすめです!!!
それでは!シュワッチ!!!