脚本家を目指す君に 初心者のためのシナリオ教室① 第3回 細かい技術は書いた後
脚本を書きたい・・・・・書けばいい!!
前回に引き続き、脚本家を目指すあなたとを応援します!!
前回の話が見たい方は是非!
目次
さあ脚本を書いてみよう!!!
あれ?どうやるんだ?
とりあえず参考書読むか!!
ストップ!!
それをやると書けなくなりますよ!!!
このシリーズではシナリオスクールにも通わず、参考書を読むこともなく
90分の舞台をオリジナルで執筆した委員長が
脚本を書きたいあなたへ、ちょっぴりアドバイスします!
今回もちょっと脚本に興味あるかもって人向けです!
まずは細かい技法ではなく、書くか迷ってる方にエールを送ります!
是非、これを見て1回書いてみてほしいです!
書いてみないとわからない
あなたはボーリングが上手くなりたいと思いました。
ボーリングが上手くなる本を買うでしょう。
しかし、ボーリングをやったことのない人が現れて、「俺はプロボーラーになる」と言ってきました。この本を勧めますか?
おそらく勧めないでしょう。
とりあえず、一緒にやってみようよ、と言うでしょう。
なぜなら、ボーリングをやったことがない状態で、その本を読んだところでピンとこないからです。自分との比較ができないからです。
真ん中に投げてもストライクが取れない。どうしても右に球が曲がってしまう。
そうゆう経験がないと読んでも意味がない。
同じです。
まず書いてみないと自分の弱点がわかりません。
書いてみて初めて気づくのです。「何かが足りない」と。
そこで初めて参考書を買ったり、良作と比較することができるのです。
何より自分の得意分野、好きな流れ、といった個性に気づきます。
これは書かないと気づきません。
多くの人が脚本を書く前にシナリオスクールに通ったり、本を買ったりします。
そして、挫折します。
書いてない状態で教科書に手を付けると「めんどくさい」「大変」といった感情になります。
シナリオスクールや参考書は受講した人間がある程度、結果を残さないと無価値になってしまいます。悪く言えばボッタぐり。なので、膨大な情報量と確実性の高い方法を細かく教えます。
経験0で聞くとめんどくさいと思ってしまうのです。
何より、こういった講座は個性を潰します。先述した通り、確実なものを提供するからです。つまり、「置きにいった方法」です。
脚本に必勝法などありません。それは面白い脚本の書き方ではなく、よく書かれている脚本の書き方なのです。
まずは自分で書いてみて、書くイメージを付けてから、細かい技術は覚えましょう。
そうすれば個性+技術という理想に近づけます。
パクってもいい
1文字も書けないんですけど........
それはあなたがオリジナリティにこだわり過ぎているからです。
プロなら気にするべきです。ただ、プロが書いたものでも、「あれ2001年宇宙の旅」っぽいなーって思ったりしますよね?プロでさえ、過去の作品に似るのです。
当たり前です。自分が好きな作品の影響はどんな人だって受けます。
あの庵野監督だって市川崑や岡本喜八、実相寺昭雄の影響をめちゃめちゃ受けてます。3人の作品をみればわかります。しかし、庵野監督の作品は紛れもなく「庵野イズム」に包まれています。
ましてやアマチュアなら受けて当然なのです。最初は模倣することから始まるのです。何だってそうでしょう。野球を始める子はまず好きな選手のマネから入ります。
脚本もそれでいいのです。文章を写しただけの丸パクリはダメですよ(笑)
誰かの影響を受けたとしても、あなたの言葉で書いていれば必ずあなたの個性が顔を出します。
塗り絵と一緒です。同じお題、同じペン、同じ色だったとしても、必ずその人の性格やこだわりが顔を出します。
まずはあなたが心を打たれた作品の影響をモロに受けましょう。
私の処女作も「20世紀少年」と「ゴールデンスランバー」の影響をモロに受けていたと思います。
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まとめ
過去3回に渡り、「まず書こう」と言うことを言ってきました。
しつこいなーーー
って思った方は書いてみましょう。
きっと自分の潜在的な価値観や欲望に気づきますよ。
書いていくうちに別の展開にしたくなります。
どれかのキャラクターに必ず思い入れが込められます。
それがあなたの個性です。
次回からは少し技術に触れていきます!次回は「群像劇」を考察します!
まずは書いてみることが大事なのです!
それでは!!
シュワッチ!!!!